薮田博史とビジネスとプロレス

薮田博史(H.N)起業家で新日本プロレスが好きです。主にロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也選手から派生してビジネス目線で語ります。成功者はすべて「シンプル」物事を考えます。

【インタビュー】内藤哲也「Sports navi」|2017年11月29日・新日本プロレス


「Sports navi」から配信された内藤哲也のインタビューき記事のご紹介。

 

ドームのメインに初めて上がる内藤哲也「オカダには大事な部分が欠けている」

 

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新日本プロレス年間最大であり年始の名物イベント「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」が2018年1月4日に開催される。その第1弾対戦カードとして発表されたのが、メインイベントのIWGPヘビー級選手権試合、王者オカダ・カズチカと今年のG1クライマックス優勝者・内藤哲也の一戦だ。

 

16年6月の大阪城ホール大会でIWGPヘビー級王者に返り咲いたオカダは、ここまで8度の防衛戦を乗り越え17年を越年。最長防衛記録の更新とともに、棚橋弘至が持つ最多防衛記録(11回)も視野に入ってきた。

 

一方、そのオカダにベルトを奪われたのが内藤。大阪でのビッグマッチに敗れた後はすぐにIWGP戦線に絡むことはなかったが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのリーダーとして、絶大なファンの支持を獲得。東京スポーツ制定のプロレス大賞16年度MVP、雑誌「Number」プロレス総選挙1位に輝き、絶大な人気を集めた。

 

その内藤がプロレスラーになる前から「3つの夢」と語っていた1つが「東京ドーム大会のメイン」に立つこと。「新日本プロレスのレスラーになる」「IWGPヘビー王座を巻く」ことを成し遂げ、最後に残っていた夢を、遂にかなえる時が来た。

 

今回はその内藤に独占インタビュー。夢の舞台だと語っていた東京ドームのメインに向けての心境を聞いた。

 

◆夢の舞台に「ワクワクしている」

 

――東京ドームのメインが早々に決まり、内藤選手としては、レスラーになる前の夢がかなうことになりました。あらためて心境は?

 

非常にワクワクしていますね。オレが今まで、見たことがない景色、それが東京ドームのメインイベントの花道であり、リングであり、試合後であり。経験したことがないので、非常にワクワクしています。


4年前も同じ対戦相手でしたが、当時は会場のお客様に非常に笑われました。「東京ドームのメインがお前の夢か」と。それはオカダにも「小さい」と笑われましたが、今でもオレの夢であり、ワクワクしていますよ。


――対戦カード発表記者会見の際には「想像しながら待っている」とお話されていましたが、そのイメージは色濃くなってきましたか?

 

現時点で言えば、まだワールドタッグリーグ中ですから。俺の目はまだ完全にドームに向いていないですね。その具体的なものは、会見の時からはっきり言って、変わっていないです。


――ワールドタッグリーグに関しては、出場を希望していましたが、ドームの対戦カードが決まっていたため、今年は出場できませんでした。

 

何でエントリーできないのか。それに棚橋(弘至)、ケニー(・オメガ)、内藤、オカダ、この4人が出ていないのに、どこがワールドタッグリーグなんだよと。そういう気持ちがあるから、いまだに悔しさは残っていますね。

 

ただこの4人が抜けた状態で、エントリーしているほかの選手がどれだけのものを見せられるか。特に、同じロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのEVILとSANADAが、一体どれだけのものを見せてくれるか、非常に楽しみです。

 

――やはり同じユニットの選手が活躍することを望んでいると?

 

望んでいますし、そうなると思います。またワールドタッグの盛り上がりは、彼らにかかっていると思います。もし盛り上がらなかったら、彼らの責任。仲間だから彼らを持ち上げようとは思っておらず、もし失敗したらお前らの責任だよと。そういうプレッシャーを掛けたいですね。

 

オレ自身は、彼らに「このままでいいの? 内藤の下でずっといいの?」と。このロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンというユニットは、常にみんなで競い合うことで、ユニットとして上がっていくので。「いつまでもロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは内藤のユニットじゃないんだ」と、オレを焦らせて欲しいです。


――確かにこの2年間のロス・インゴベルナブレス旋風は内藤選手の活躍とともに盛り上がりを見せていましたが、内藤選手自身はほかのメンバーにも目を向けて欲しいと?

 

この2年、間違いなくオレが新日本プロレスのトップであり、話題の中心にいましたから。メンバーにはそのオレの存在を刺激に変えて欲しいと思い、たくさんの刺激をユニットメンバーに与えたと思います。本当はもっと今年、オレが焦るかなと思っていたのですが、そこまででしたね。来年、どんどんオレを焦らせてほしいです。それは仲間割れをするという意味でなく、ユニットとして競い合っていきたいです。

 

◆東京ドームのメインに立ちたくIWGPに挑む


――それでは2017年を振り返ってみたいと思います。1.4東京ドームでは棚橋選手とのIWGPインターコンチネンタル(IC)王座戦でした。この試合では王者として棚橋選手の挑戦を退け、「棚橋超え」を成し遂げた試合でもあったかと思います。

 

棚橋を超えたのは、オレ個人としては、去年ぐらいですかね。ただ、オレが思っていただけで、お客様にはあまり伝わっていないし、新日本プロレスにさえ伝わっていない。それを今年の1.4東京ドーム、新日本プロレス最大のビッグマッチできっちり棚橋を倒し、こうして皆様に示すことができたと。完全にたたきつぶす姿を見せられ、棚橋がオレより下ですよと皆さんに示すことができた試合でした。


あと東京ドームでは、今までシングルで勝利したことがなかったので。あの広い会場では一体感が生まれにくいと言われる中で、東京ドームのお客様を手の平に乗せるというのはこういうことなのかなと、初めてつかんだ試合でした。
 オレは今まで棚橋選手に憧れてきましたから、それをはっきり超えたことを皆様にお見せすることができたから、今年の1.4東京ドームの試合は鮮明に覚えています。

――その後はIC王者としてマイケル・エルガン選手(2月)、ジュース・ロビンソン選手(4月)の挑戦を退けました。ただ、王者であるがゆえに、3月のニュージャパンカップにはエントリーできず、またタイガーマスクW選手との防衛戦も希望しましたが、それもかないませんでした。内藤選手の意見が通らないということも上半期は多々ありましたが?

 

確かに、オレの提案、アイデア新日本プロレスが採用してくれませんでした。ただ、一番重要なのは自分の意見が通るか通らないかではなく、こう思っているんですよということを皆様に伝えること。思い通りにならなかったですが、ちゃんと口にして皆様に伝え、伝わったという意味では良かったですね。

――そして6.11大阪城ホール大会では棚橋選手に敗れ王座陥落となりました。この試合後はIC王座戦線からは離れると明言されました。この気持ちは今も一緒ですか?

 

変わらないですね。今年1年、何度もICのベルトを投げ飛ばしました。それは昨年、IWGPヘビーでも同じことをしましたが、感覚的にはIC王座とIWGPヘビー王座を並べた時、1番のベルトはやっぱりIWGPだと。この思いは昔から変わりません。オレがそのトップでないベルトを狙うことはもう2度とないと今でも思っています。
 ただこの2つのベルトの存在を超えているのが、内藤哲也の存在だと。IWGPを巻いた時にも言いましたけれども、今だにその思いは変わらないです。

 

それなら何故、東京ドームでIWGPに挑戦するのか。それはビッグマッチのメインイベントはIWGP戦であるべきだと、オレは思っています。4年前、ファン投票というお客様の力を借りて、責任を押し付け、ほかの試合をメインにした。今だによく分かりません。IWGP戦こそビッグマッチのメインイベントであるべきだと思っているので、オレは今年のドームでファン投票をやろうとは言わなかったわけですし。
 東京ドームのメインに立つには、IWGP戦しかないわけです。ですから、今回オレはIWGPに挑戦するわけです。それが欲しいからではなく、東京ドームのメインだから挑戦するわけです。

 

◆唯一無二の特別な存在であるケニー・オメガ


――7月にはG1クライマックスが始まりました。この時、意識していた選手はいましたか?

 

いなかったですね。むしろオレは最終日を見ていました。Bブロックから誰が上がってくるのかと。同じAブロックより、Bブロックから誰が上がってくるのか。一体誰が、最終日にオレの前に立つのかと。そういう考えがすぐに浮かんだので、飯伏(幸太)にしろ、棚橋にしろ、あまり意識はなかったですね。


ただ、1つ挙げるとすれば、別ブロックでしたけど、ケニー・オメガには、昨年のG1の借りを返したいと思っていました。もちろん戦うまでは特別な意識はなかったですけど、ケニー・オメガに関してはリベンジしたいという気持ちがありました。

――それは昨年のG1公式戦の最終日で敗れ優勝決定戦に上がれなかった悔しさが残っていたからですか?

 

優勝とか、権利証とか、東京ドームのメインが掛かっていたからではなく、単純にシングルマッチで負けたことに関してですね。それからあの試合、30分引き分けだったら、オレが決勝に上がっていました。なんなら時間稼ぎをすれば、彼の優勝はありえなかったわけです。ただ、時間稼ぎをするのを忘れてしまうぐらい、彼との試合が楽しく、ワクワクしていました。もっと戦っていたいと。それによって負けてしまったわけですが、そういうワクワク感を味わいたいという思いはありました。

――オメガ選手とはこれまでシングルで2戦しか戦っていません。

 

そうですね。タッグマッチでもあまり当たったことがないです。
彼は素晴らしい選手だと思います。同じリングに立っていて、実際、彼と肌を合わせている時間は2試合しかないのですが、すごく楽しかったですし、もっと試合が続けばいいと思ってしまうぐらい、高揚感があるものでした。楽しすぎた結果、スターダストプレスも出してしまいましたから。


――オメガ選手はある意味、ライバルとも言えるような存在?

 

いや、ライバルと言えるほど昔から知っているわけでもないし、2回しか戦っていないので。オレが11年間プロレスをやってきた中で、今まで味わったことがない、不思議な存在ですね。年に1回、シングル戦があるかないかですけれども、非常にワクワクします。どういう存在かと言われると、オレ自身もはっきり答えられないですけど、唯一無二の、特別な存在ですね。

 

――オメガ選手と言えば、もともと飯伏選手とのタッグで、DDT所属選手として新日本に参戦していましたよね。その頃、内藤選手としてはちょうどジュニアからヘビーへ転向した時期だと思います。

 

ケニー・オメガに関しては、当時から目がいっていました。オレの視線が自然と向く、気になる選手でした。実際、オレの入場曲「スターダスト」は、その曲を作るに当たって、作曲家の方に、ケニー・オメガが当時使っていた曲を参考にしてほしいと伝えたぐらいです。すごい選手で、いつか戦ってみたいと。ケニーとは1勝1敗で迎える、次の3戦目が非常に楽しみです。

 

◆新日本の選手なら自分の思いを「吐き出せよ」


――G1優勝後はIWGP挑戦権利証を獲得したわけですが、その権利証に関して「誰でも名乗りを上げろ」と挑戦者を募りましたが、結局誰もおらず石井智宏選手との試合のみで権利証を守ることになりました。

 

オレ的には名乗りを上げて欲しい選手はいましたけど……。ただ名乗りを上げる選手がいなかったということは、内藤哲也にも、東京ドームのメインにも、IWGPのベルトにも魅力がなかったということかも知れません。なんなら、ヤングライオンでも良かったですよ。誰でもいいと言っているのだから、そういう選手が現れて欲しかったです。
 オレは新日本プロレスが大好きで、新日本プロレスの選手は常にチャンスやすき間さえあれば狙ってくると。そういう新日本プロレスが好きなので、ヤングライオンでも名乗りを上げて欲しかったですね。

 

――やはり新日本の選手ならもっと貪欲に来て欲しかったと?

 

来て欲しいですね。何に気を使っているんですかと。何に気を使っているか分からないし、結局、黙っていたらあなたの思いは誰にも伝わらないんだよと。口に出すべきで、G1の時も散々言いましたが、口に出すことがオレは大事だと思うので、権利証の時には当然、言えない選手はいたかもしれませんが、何を我慢しているのかと。吐き出せよ。これがオレ的な新日本の選手へのメッセージです。
昔からファンだったからこそ、ファンの気持ちが分かる


――4年前、G1を制してIWGPヘビー挑戦権利証を保持しつつも、最後はファン投票で事実上の東京ドーム大会セミ降格。あれから4年がたち、内藤選手はどんな変化を感じていますか?

 

一番は、オレの言葉が届くようになりましたね。その結果、お客様の反応が変わりました。


もともとの内藤哲也と今の内藤哲也はあまり変わらないです。ただ、周りの目を気にしながらプロレスをし、周りの目を気にしながらコメントしていた自分を、ロス・インゴベルナブレスに入って止めた結果、こんなにも言葉が伝わるのかと。びっくりするくらいオレの気持ちが伝わるようになり、プロレスも伝わっているので、お客様の反応に一番の変化を感じますね。

 

――最近の新日本プロレスは、昔からのファンももちろんですが、お子様や女性のファンも増え、満員の会場の雰囲気も変わってきていると思います。

 

そうですね。リングで戦っていても、会場の雰囲気は伝わります。本当にお客様がプロレスを楽しんで見ていただき、試合後も楽しんで帰っていると思います。お客様の表情も違いますよね。楽しみでしょうがないんだなと。それを感じられるので、リングで戦っている選手も楽しいですね。


オレの一番の強みは、昔から大の新日本プロレスファンだったということです。その頃から後楽園ホールは毎月のように来ていましたし、ファンクラブにも入っていました。前に中邑真輔選手が「内藤は視野が狭い」と。それはプロレスしか見ていないから、選択肢が狭すぎるという話をしていましたが、言われた時は確かにそうかなと思って、ほかも見ようかと思ったこともありました。ですが、何も興味がわかなかったんですよね。でも今となっては、プロレスしか見ていない、視野が狭いことが一番の武器なのかなと。ファンだったのはもう10年以上前ですが、今、会場に来ているお客様の気持ちが分かるというか。何を感じているかが分かります。そういうことを感じられるのが、俺の財産だし、どうすればまた次も見たい、お金を払って会場に来てくれるのかと考えられるのが、俺の一番の財産ですね。

 

◆感情移入できないオカダに負けるとは思わない


――もうすぐ18年が始まりますが、東京ドームを含めどんな戦いをしていきたいですか?

 

オレは人生を大きく変えてくれたロス・インゴベルナブレスに感謝していますし、そのロス・インゴベルナブレスを日本に持ち帰って、自分で作ったロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを今よりもさらに上昇させたいと。会場中をもっとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン色に染めたいと思っています。


ただ、今現在は、2018年のオレがどうなるかはまだ見えないですね。やはり東京ドームで3つ目の夢がかなうからです。この3つの夢をかなえた時に一体、どんなものがオレの中に生まれてくるのか、次の夢が出てくるのか。今のオレには分かりません。それは1.4東京ドームを終えた時に見えてくると思います。

――やはりまずは東京ドームでオカダ選手に勝つことが最初だと。会見ではオカダ選手が「ドームで勝つのは難しい」という話もしていましたが、そのことに関しては?

 

勝つ姿しか想像していないです。もちろん、彼は素晴らしい選手であるのは間違いないです。ただ、オレが思うのは、彼にはレスラーにとって一番重要な部分がないと思います。それは、お客様が感情移入できないという部分です。確かに身長も高いし、IWGPを長く巻いてきた実績もあるし、それは素晴らしいとしか言いようがありません。ただ、レスラーとして一番重要な部分が欠けている。その部分でオレの方がオカダを上回っているので、負ける要素がありません。

――それでは最後にドームの試合を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

 

会場で観戦予定のお客様、テレビやインターネットを通じて観戦予定のお客様、オレがオカダのすべてを上回り、そして、オカダに勝つその瞬間を、皆様の目で、皆様の耳で、是非確認して下さい。そして東京ドームで、史上最大級の大合唱を一緒にしましょう。


2018年1月4日 東京ドーム大会まで、トランキーロ!! あっせんなよ。

 

引用記事:「Sports navi」

 

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